うめだ東動物病院

大阪市北区の動物病院

うさぎ診療

うさぎはデリケートな動物です。

うさぎは体調を崩すと、短時間で急変することがあります。
また、元気なふりも上手く、うさぎの病気は分かりにくいため注意が必要です。
このような特性から、わずかな変化であっても「様子見」をすると
大きなリスクを伴います。

異変を感じたら
ご相談ください

    • 食欲がない
    • 便が少ない・小さい
    • 下痢、血尿
    • トイレに何度も行く
    • 粗相をする
    • よだれが出る
    • 歯ぎしり
    • 口を気にしている
    • 足を引きずる
    • 首を傾けている
    • くるくる回る

うさぎがかかりやすい病気

  • 不正咬合

    • よだれがでる
    • 食欲低下
    • 口の動きがおかしい
    • 歯ぎしり

    うさぎの歯は一生伸び続けるため、自然にすり減らないと「不正咬合(ふせいこうごう)」と呼ばれる歯並びの異常が起きることがあります。不正咬合になると、食べづらくなったり、よだれが増えたり、口の中に傷ができて痛みを伴うこともあります。

    原因として、遺伝的な要因や、硬い牧草を食べる機会が少ないことが挙げられます。
    硬い金網のケージをよく噛む場合も注意が必要です。

  • うっ滞・食滞(毛玉症)

    • 食欲低下
    • うんちが出ない
    • 形が違う
    • お腹が張る
    • 動かない

    うさぎは消化器官がデリケートな動物で、ストレスや食事内容の変化、運動不足などが原因で「食滞(しょくたい)」や「うっ滞(うったい)」を起こすことがあります。
    これは、胃や腸の動きが弱くなり、食べ物がうまく流れなくなる状態です。

    この状態が続くと、命に関わることもあるため、早めの治療が必要です。普段から牧草中心の食事や適度な運動を心がけ、ストレスを減らすことで予防できます。

  • 子宮疾患

    • 子宮出血による血尿
    • 乳が張る
    • お腹が張る
    • 食欲低下

    うさぎは 子宮の病気になりやすい動物です。
    特に 4歳以上のメスうさぎ では、 子宮内膜増殖症、子宮水腫、子宮腺癌(しきゅうせんがん) などの病気が発生しやすくなります。

    子宮疾患は避妊手術で予防ができます。

  • 尿路結石

    • 頻尿・尿量が少ない
    • 排尿時背中を丸める(痛がる)
    • 血尿

    うさぎは 尿路結石(膀胱結石や腎結石) を発症しやすい動物です。

    カルシウムを多く含む尿を排泄する ため、カルシウムの過剰摂取(アルファルファ主体のペレットやカルシウム豊富な野菜の摂りすぎ)、水分不足、運動不足などで 膀胱や腎臓に結石ができやすくなります。

避妊・去勢手術

手術の様子
予防時期
生後6ヶ月~1歳齢の間が目安

望まない出産を防ぐとともに、病気の予防や発生率の低下につながります。
(特に女の子は4歳以上になると子宮疾患リスクが高いデータがあります。)
発情期の間はオスもメスも体調や情緒が安定しないので、動物だけでなく飼い主にも様々な負担があります。

オシッコかけちゃうよ~ イヌやネコのように予防が出来ます

うさぎの
健康チェック

うさぎも イヌやネコと同じように検査を受けることができます。
様子がおかしいなと感じたら、健康チェックをするようにしましょう。
定期的な検査を行うことで、病気の早期発見や予防につながります。

健康チェックで行う
主な検査

  • 触診(最も大切な検査)

    • うさぎは小さな体のため、胃腸の張りやガスの溜まり具合、子宮や精巣の異常などを、実際に手で確認することがとても重要です。
      触診によって、 レントゲンや血液検査では分かりにくい異常の兆候を見つけることもできます。
  • 口腔内チェック

    • 不正咬合がないか、歯並びの確認をします。
      うさぎは歯が一生伸び続けるため、歯の状態を把握することがとても大切です。
  • 血液検査

    • 貧血や内臓の異常がないかを調べます。
  • レントゲン検査

    • 歯の根の状態や消化器の動き、骨の異常などを詳しく確認できます。
  • 爪切り・グルーミング

    • 健康診断の際に、日常のケアとして 爪切りやお尻の毛玉のチェックも行えます。
      爪切りのみのご利用も可能です。お気軽にご相談ください。
うさぎは体調不良を隠すのが得意な動物です。
「いつもと違う」と感じたら、早めの受診をおすすめします。
些細なことでも、お気軽にご相談ください。